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人生には様々な悲しみが渦巻いていて、時には人知れず泣きたくなる夜があります。男でも、女でも。
その時、その悲しみを受け止めるのか、忘れようとするのか、それは人ぞれぞれだし、その悲しみの大きさや、悲しみに原因にもよるのでしょうね。
酒を飲んでみたり、思い切り走ってみたり、部屋の隅にジッとしていたり・・・・
悲しみを、何かの形に変えて行くために、人は色々な方法を試みます。意識的にせよ、無意識にせよ・・・。
そして、その悲しみが「怒り」や「あきらめ」や、もっと大きな悲しみに変わったり、少しずつでも薄らいでいったり・・・・。
夜中に、ひとり車に乗り、カーステレオから流れる音楽に浸って、少しずつ勇気を与えてくれた曲をご紹介したいと思います。
まず、1曲目は《中村あゆみ》の『翼の折れたエンジェル』(85年)です。
中村あゆみのハスキーボイスは、今でも胸が切なくなります。
「もし俺がヒーローだったら、悲しみを近づけやしないのに・・・・」
この歌詞を聞く度に、あの頃を思い出します。
ヒーローになりそこなって、翼も折れてしまっていたあの頃・・・・
今聞くと、この曲は、翼は折れてしまったけれど決して“挫折”の歌では無いのだなと思えます。
80年代中頃〜後半は、元気の良い女性ボーカルが活躍しました。
上記《中村あゆみ》の他に、《渡瀬マキ》を擁する《リンドバーグ》、《プリンセス・プリンセス》、ノッコ率いる《レベッカ》(筆者は、レベッカがメジャーデビュー前から好きでした……)、そして、中でも人気だったのが《渡辺美里》でしょう。
渡辺美里の人気を決定づけたのは、91年発売の2枚目の2枚組アルバム『Lovin' you』でしょう。
同アルバムには表題曲の他、『Long Night』、『My Revolution』などのスーパーヒット曲が含まれています。
どんなに気持ちがへこんでいる時でも、このアルバムを聴くと、元気が出てきました。
「たったひとつの夢が見えるから たったひとりも夢に変えたい」
「西日があふれてるスタジアム ころんでも大丈夫と教えていたよ」
「夢を追いかけるなら たやすく泣いちゃだめさ 君が教えてくれた My Fears My Dreams 走り出せる」
あの頃は、涙を抑えてくれた歌詞が、今聞くと、涙が出てきてしまいます。
泣きたい夜に、カーステレオから流れたメロディー……
泣けない今、もう一度私に力を与えてくれます。
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